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アウトプットの練習・テクノロジーについて

fucc U

9ヶ月ぶりに髪を切ったこと

しばらく髪を切るモチベーションがなく、職場でも特に指摘されないため長い間放置してきた。
次第にはヘアゴムで縛らないと制御できなくなってしまった。
流石にもう切ろうと思い、昨日美容院に行った。

美容師のセレクト

感性がfitする美容師を見つけるのは難しい。
選択するのもされるのも人間なので、お互いに感性が動的に変化していく。
自分は局所探索法で美容師を選ぶ。 アウトプットの評価が自分の基準値を越える人を発見すると、ずっと同じ人を選択していく。
以下、選定候補が全くいない状態を初期値とし、選定するときの自分の判断基準を示す

1. 自分が通える距離の近さを優先基準にし、ランダムで美容院を選択
2. 美容師の選択は美容院側に任せる
3. 服装、髪型のセンスを評価
    * 特に気にならない→予約を続行
    * 明らかにダサい →可能ならキャンセル
4. 自分がなりたい髪型に最も近似している芸能人の画像をスマホで見せる。  
   美容師が納得いくまで様々な角度の画像を見せ、美容師側からの質問にも自分の想像に近似した画像を見せて答える
5. 切ってもらってる間適当に話をしたり、精神を無にしたりする
6. 髪を切り終えるまでの工程を定性的に評価(サンプル)
    * 鏡で仕上がりを見たとき
         * 嬉しい +50
         * まあこんなものか +30
         * 死にたい -50
    * 仕掛けてくる雑談の質を評価
        * 面白い場合 +10
        * 特にストレスにならない、もしくは話したくないという要求を快く呑んでくれる +5
        * 無言 0
        * 話がつまらなく、ストレスを感じる。話したくないという要求すら断りにくい雰囲気 -10
    * 眉カットも可能(追加料金可) +10
    * カット料金
         * ~ 3500円 +5
         * 3501円 ~ 4500円 0
         * 4501円 ~ 6000円 -10
         * それ以上 -50
7. スコア別に美容師の選択基準を更新
    * マイナス評価 →探索から除外
    * 0 ~ 50 →最終選択候補に入れつつ、髪が伸びたら①の手順に戻る
    * 51 ~ →継続して指名

スコアが51を越えた後も、もっといい美容師がいる可能性は?

人生の中で髪を切る回数はあまり多くないので、一定水準を越えた美容師が現れた後も探索を続けるのはとてもリスキーに感じる。
最終的な目的は自己肯定感の向上なので、最も良いスコアを目指すより最小限のコストで探索作業そのものを終わらせたい気持ちでやっている。

自分の無意識下で作成しているアルゴリズムを掘り起こして明文化する

個々人の頭の中に明文化されてない複雑なアルゴリズムが実装されている。
上のアルゴリズムも頭の中で対話しながら掘り起こしたので、スコアも手順もフィーリングで言ってるだけなのだけど、明文化されて洗練されていくことでもっと汎化できるんじゃないかな。
ユーザにとって初めての美容師を選ぶのはとても怖いことだし、多分美容師の方々も感性の合致する客を常連客に付けたいと考えているはずで、これらの作業を自動化して探索コストを削減できれば、美容師とユーザの有意義な関係がもっと生まれると思う。

Fucc U

スマホのカメラをいきなり向けられるのが苦手なんです。  
撮られたときに変な顔してたり、
気持ち悪い自分が写ってるのが嫌です。  

といつも切ってもらってる美容師の人に話したら、

「へえ、自分は自分の好きな格好してるので
他人にどう思われるかとか気にしたことないです。  
自分が良いと思ったら他の人のこととかどうでもいいし、
自分のセンスの方が絶対洗練されているので」

と返された。
ぐうの音も出なかった。


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motherfuccer
それだけmotherfuccer
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