unstoppable
目次
- 『マーティ・ケーガンによる序文』
- 強力な製品開発チームと、非力なチームの重要な違い
- 強力なチーム
- 非力なチーム
- 強力な製品開発チームと、非力なチームの重要な違い
- 所感
- 草
- unstoppable
『マーティ・ケーガンによる序文』
ユーザーストーリーマッピングという本が会社にあったので手に取ってみたら、eBayなどのマネージャーをやってたマーティ・ケーガンという人物から寄せられた序文に、製品開発に優れたチームと非力なチームの特徴に関する知見が述べられていたので、ざっと箇条書きにしてまとめた。
強力な製品開発チームと、非力なチームの重要な違い
強力なチーム
- 使命感と言えるほどの情熱を持って追求したくなる圧倒的な魅力のあるビジョンがある
- リアルな問題を解決するために、下記のデータをよく見ながら研究する
- スコアカードKPI
- 顧客の苦闘の状況
- 顧客が製品を使ったときに生成されるデータ
- 絶えず新技術を応用するチャンスを探しながら、ヒントやアイディアを掴んでくる
- もっとも大切なステークホルダーは誰か、そのステークホルダーがどのような制約を抱えているかを理解している
- ユーザーと顧客のためだけに役立つだけでなく、ビジネスの制約の枠内で作れるソリューションを作り出すことに力を注いでいる
- そのアイディアが構築に値するのかを見極めるために、アイディアをすぐに試せるテクニックに習熟している
- 社内各部署の優秀なリーダーを集めたブレーンストーミングを積極的に行う
- 製品担当、デザイン担当、技術担当が隣同士に座り、機能・UX・実現するためのテクノロジーにおける助け合いを推進している
- イノベーションのためにいつでも新しいアイディアを試そうとするが、収益とブランドはきっちり守る
- 力のあるインタラクションデザインなど、勝てるために必要なスキルセットの確保にこだわる
- エンジニアが毎日ディスカバリープロトタイプを試す時間を持っている
- 顧客をよりよく理解し、最新のアイディアに対する顧客の反応を見るために毎週顧客と直接議論をする
- 自分たちが気に入ったアイディアの多くが顧客の役には立たないことを知っており、役に立つかもしれないものでも、望ましい成果をあげるためには数回のイテレーションが必要だと知っている
- スピードの重要性を知っていて、イノベーションで鍵を握るのがイテレーションの早さであることを理解している。ここでいうスピードは、適切なテクニックによって得られるもので、時間労働のようなもので得られるものではないこともわかっている
- 顧客からの要求をよく吟味し、顧客と自社の業績に貢献できそうなソリューションだと確信したら、その実現のために力を注ぐ
- フィードバックの仕組みを作る。製品がどのように使われているかを素早く知り、そのデータに基づいて製品に調整を加える
- コンスタントに小規模なリリースを重ねた方が顧客に安定したソリューションを提供できることを知っている。そのため継続的にインテグレーション、リリースを行う
- 重要な顧客のことで悩む
- ビジネスKPIに大きなインパクトを与えられたときに祝杯をあげる
非力なチーム
- 報酬しか考えない
- 営業や顧客から要件を集めてくる
- ステークホルダーから要件を集めてくる
- 優先順位を指定したロードマップを作るために会議を開く
- チームの外の誰かが提案してくれても反発する
- それぞれの部門の席に座り、部門の外からのサービスの依頼には、文書による依頼や会議の日程調整を要求する
- テストの実行許可を待ち続ける
- インタラクションデザインがどのような仕事かさえ知らない
- 急ぎの案件のときだけ、見積書を作るためにプロトタイプを見せる
- 自分がお客さんだと思っている
- ロードマップに載ったものを作り、納期と要件を満たしていれば満足してしまう
- 同僚が働いてくれないからペースが上がらないと不満を言う
- 営業に振り回される会社だと文句を言う
- 分析、レポート機能を、あると良い機能だと思っている
- 苦痛に満ちたインテグレーションフェーズの最後にマニュアルでテストを行い、それからすべてをまとめてリリースする
- 競合他社のことで悩む
- 何かをリリースできたときに祝杯をあげる
所感
優れたチームについては、なんか所どころ聖徳太子みたいなこといってんな〜とか思うけど、営業・エンジニア・デザイナー・マネージャーが障壁なくコミュニケーションを取れるチームは目指していくべきだと思う。非力なチームについては端的によくまとまってるし、チームじゃなくて個人にも当てはまる条項なので、マインドセットとして取り入れていきたいところ。
- 作者: Jeff Patton,川口恭伸,長尾高弘
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草
今月から毎週ブログ書いてるけど、だんだん楽しくなってきたので、次のフェーズに行こうと思っていて、業務用ではないgithubのアカウントを作成した。
毎日ここで草生やすことにした。
ルールはなんでもありで、ドキュメントでもバイナリファイルでも何でもcommitして、とにかくアウトプットすることを優先する。
このルールでひとまず100日ぐらいやってみようと思う。動かす手を止めないことが大事で、質は度外視する(あとからついてくることを信じている)。
とりあえず、やろうと思ってできなかった自然言語処理100本ノックをちまちま解いてきます。適当にpythonでやります。 github.com
unstoppable
今日のブログを書きながら聴いた曲